努君的徒然草2014~

元在ベトナム日本語教師で、看護医療系受験予備校講師の努くんの公式ブログ

日々の行動、活動や、思い出話。 日本語教育や国語教育のこと。 鉄道や駅弁の記録。 ベトナムのことなどなど。 徒然に記します。

【寿老尊】不老長寿の神様と、八王子の歴史がつまったお寺【七福神、その2】

前記事で、ブログとしては少し重い話題だったことを危惧していたのだが、思いがけず中学時代の仲間から連絡もあり、故人への供養にもなったかなと、思う。

 

 さて、1月2日の「八王子七福神めぐり」の続きである。前回は、もともとの地元だった長房町の吉祥院にいらっしゃる女神・吉祥天を訪ねた。 今回は【吉祥院の吉祥天→宗格院の寿老尊】である。

shibasen.hatenablog.com

 南浅川に架かる睦月橋を渡って、南側の土手を歩く。此路は、浪人時代に予備校からの帰り、バスに乗らないで駅から自宅まで歩いた、思い出の道でもある。実は八王子七福神めぐりマップの順路からは外れているのだけど、まあ良いでしょ。

市立第五小学校へと続く道を右に折れて、南に向かってJR 中央線の西八王子駅方面へ向かう。このブログの追憶記事の中で何度か登場した、小学校4年時の担任の先生の下宿がこの辺だったはずなんだけど、、、、、、昔の小学生って、先生の自宅に遊びに行ったりしたんだよね(笑)

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さて、【不老長寿の神様・寿老尊がいらっしゃる宗格院】である。

所在地:八王子市千人町2-14-18 最寄り駅は西八王子駅北口 バス停は西八王子駅入口(甲州街道沿い)

御利益:幸福長寿・延命長寿・家庭円満・福徳智慧

武田信玄の家臣の子どもである价州良天和尚が開山。武田氏の滅亡後に、和尚の兄が「八王子千人頭」として散田町にある興福寺(臨済宗)に身を寄せ、この場所に宗格庵を建てたと。後に興福寺の和尚が曹洞宗に帰依して、興福寺の末寺として宗格院となったらしい。

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「不老長寿」の祈願も大切なのだけど、歴史的な価値という意味でもそそられる。

八王子市の史跡に指定されている「石見土手」これは、もともとは武田家の家臣で徳川家康に重用された大久保長安という人が、浅川の氾濫を防ぐために行った治水工事の名残である。境内に残っているはずなんだけど、時間が気になってゆっくり探せなかった。

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この碑が、「八王子千人同心」の顕彰碑なのか、、、、、要確認。再訪しなきゃいかん。そもそも、八王子の史跡って、不思議と午後になると逆光で写真が撮りにくいことが多い。朝から出かけなあかんね。

さて、地図を見てみよう。

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 1920年(大正9年)の地形図である。

宗格院の前の通り、甲州街道へと向かう道には、今でも「馬場横丁」と名付けられているのだが、この直線の道は「八王子千人同心」の馬事訓練が行われていた道なのだそうだ。「馬場」という地名が見える。

「八王子千人同心」というのは簡単にいうと、甲斐国、現在の山梨方面を治めていた武田氏が織田信長・徳川家康の甲州攻めで滅亡。そのころの八王子を含む武蔵国は小田原の北条氏の勢力下で。八王子城の城主も北条氏照であった。しかし豊臣秀吉の小田原攻めで出城であった八王子城も落城。秀吉の命で徳川家康が武蔵国を支配した際に、旧武田の家臣たちをちゃっかり八王子に移して、国境警備をさせたと。当初は200数十人で、徐々に増やして1000人ほどになった。後に日光東照宮の警備を担当したことからも、徳川家との関係の深さがわかるのだが、「千人町」の地名からもわかるように、この辺りに「千人同心」の人たちの屋敷があったのだ。

伊賀忍者もそうだけど、家康って「おっ!これは使えそうだ!」と思うと、巧みに味方につけるんだよね。やっぱり狸だ(笑)

大久保長安が旧武田の家臣を束ねて、家康に具申して発足した同心が、増員されて「千人同心」となったのが1599年(慶長4年)関ヶ原合戦の前年のことである。

この甲州街道と陣馬街道に挟まれた現在の千人町、日吉町一帯に千人同心の陣屋があったわけで、両街道が分岐する追分交差点の近くに「千人同心屋敷跡」の碑が建っている。

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と言うわけで、歴史散歩は日を改めてと言うことで、今回は「七福神めぐり」を続けよう。

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次は、、、、、噂の「萌え寺」である(笑)

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 あ、後から知ったのだが、宗格院は「不老長寿」の寿老尊のみならず、「喉地蔵さま」もいらっしゃった。なんでもお酒を供えると、「喉の病が治る」のだそうだ。それで、「お供え用のお酒」「飴」が地蔵様と寿老尊のまえで販売されてたんだ、、、、、

咳が止まらなかったんだから、お供えして祈願すればよかった!(笑)

【次回、新護弁財天へ続く】 

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